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AIを10倍深く理解するためのおすすめ書籍&資料10選

投稿日:2017-09-04 更新日:

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ディープラーニングの手法を取り入れたGoogle DeepMindのAlpha GOが2015年にプロ囲碁騎士イ・セドルを4勝1敗で破るなど、人工知能に関する注目が集まっています。産業での利用も進んできています。人工知能はそもそもどんな技術なのか?人工知能はどんなことができるのか?人工知能で社会はどう変わるのか?また、人工知能が進化すると人間の仕事が奪われるようなことはあるのか?などなど疑問は尽きません。
今回はそんな疑問に答えるためのおすすめ書籍を紹介します。

1.人工知能は人間を超えるか

最近の人工知能に関連する書籍で最も読まれているであろう、東京大学・松尾豊先生の書籍です。人工知能といってもディープラーニングを用いたものから、マーケティング的に人工知能と呼んでいるだけのものまで沢山ありますが、本書ではその段階を分けて説明しているほか、そもそもの人工知能の研究の歴史や、ニューラルネットワークや畳み込みニューラルネットワークと言われる技術などがどのように進歩してきたか、などを取り上げています。

2.よくわかる人工知能 最先端の人だけが知っているディープラーニングのひみつ

UEIで人工知能などに取り組むのが清水亮さん。良くブログなどでも拝見しますが、文章がとにかく引き込まれるし分かりやすいのが特徴です。松尾先生の『人工知能は人間を超えるか』の続編的な位置づけを狙って作られており、内容としても松尾豊先生のインタビューや、GPUメーカーでAI業界に重要な役割を果たすNVIDIAの担当者のインタビューなど、基礎知識~応用知識までを一通りカバーする名著といえます。

3.ビジネスパーソンのための 決定版 人工知能 超入門

ビジネスとAIがどのように結びつくかをテーマにした東洋経済が出しているムック本です。ムック本はだいたい一日もあれば読破できるものが多いですが、写真や図表、インタビューなど情報が余すところなく載せられており、大変コンパクトに手っ取り早く知識を入れることができるので、大変おすすめです。

4.AI白書 人工知能がもたらす技術の革新と社会の変貌

KADOKAWAから2017年8月にでた割と分厚い本。内容も盛りだくさんで、ディープラーニング、ニューラルネットワーク、ビッグデータなどの技術動向に加え、AIによって何が変わるか考察する利用動向、投資規模、制度的課題への対応動向、国内・海外の政策動向、AI分野の教育動向調査などかなり手厚く調査されている、まさに白書。

5.チャットボット AIとロボットが変革する未来

AI分野の中でも少し変わった分野がチャットボットです。現在働き方改革で省力化・効率化が言われることがありますが、そうした目的のためにチャットボットが少しずつ企業の業務にも取り入れられてきています。Facebookでも取り入れられ、Microsoftのりんなや、スマホアプリのSELFなどが有名なところですが、そもそもチャットボットとは何なのか、どんな事例があるのかについて詳しく書かれた一冊です。

6.グーグルに学ぶディープラーニング

AI、ディープラーニングの総本山といえばGoogle。この書籍では、Googleがディープラーニングに取り組んできた歴史や狙い、最新の事例、インタビューなどを収録しており、さすが日経という感じでコンパクトに濃い内容がまとめられている本です。Googleだけではなく、日本企業のディープラーニング導入事例についても紹介されている良書です。

7.人工知能学会 会誌
http://www.ai-gakkai.or.jp/published_books/journals_of_jsai/

先に挙げた東京大学の松尾先生が所属する人工知能学会では、毎月会誌を出しており、既刊については、Amazonで購入する事も可能です。最新の知見や社会的問題にまで踏み込んだ論文など、いくつも面白いトピックが紹介されていますので、常に最新の話題を追いたいときにおすすめです。

8.人工知能のための哲学塾

スクウェア・エニックスでリードAIリサーチャーを担当されている三宅陽一郎氏の書籍。
「哲学塾」とあるように、人工知能を成り立たせるための哲学・思想的背景(工学やコンピュータサイエンスではなく)について、ゲームAI開発者として数多くの実績のある三宅陽一郎氏が解説する一冊です。
一通り人工知能について理解が進み、倫理的・社会的な問題等が気になり出したらこちらを一読するのをお勧めします。

9.なぜ人工知能は人と会話ができるのか

同じく三宅陽一郎氏の書籍で、こちらのほうが入門者向け。この本を読んでから「哲学塾」に行くのもおすすめでしょう。人工知能はチャットボット、あるいはロボットとも密接に関わってきていますが、いずれも人とどのように関わっていくかということが重要になってきます。

10.情報通信白書(平成28年度版)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc142000.html

総務省が毎年発刊する情報通信白書。WEBで無料で読むことができます。
「第4章 ICTの進化と未来の仕事」という項目において、以下のような考え方のもと、調査と考察が行われています。
「人工知能(AI)は近年における国内外の研究などから人の雇用を代替する可能性があるものとしてネガティブに語られることが多い。そのような人工知能(AI)と雇用についての日米就労者および我が国有識者の認識についてのアンケート結果を紹介しつつ、人工知能(AI)の専門家や人工知能(AI)の導入を進めている企業の専門家、人工知能(AI)と雇用の関係に関する専門家、人工知能(AI)と人材育成・教育との関係に関する専門家へのインタビューを通じて、人工知能(AI)の進化と今後求められる対応を提示する。」
内容はインタビューに加え、アンケート方式でのデータ集になっており、総務省の考え方など短く整理されてまとまっている良い基礎資料です。

いかがでしたでしょうか。他にも様々な人工知能に関する本があるとは思いますが、このあたりを読んでおけば、他の本を読んでもほとんど知っている知識になるでしょう。
あとは開発者向けの書籍など、専門的な領域であったり、ヒアリングやディスカッション、イベントなどを通じてさらに理解を深めるフェーズになっていくと思いますので、ぜひまずはこれらの本で基礎知識を深めましょう。

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