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2億ドル超えも ICO(Initial Coin Offering)での資金調達額ランキングと各仮想通貨の概要をまとめてみた

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最近世間を騒がせているビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨ですが、その中でもICO(Initial Coin Offering)についての話題が非常に新聞紙面を賑わせています。

ICOとは、簡単に言えば新しく発行する予定の仮想通貨を「予約販売」することで資金を調達しようという、いわばクラウドファンディングのような資金調達方法。新しく発行する仮想通貨のことをトークンとも呼ぶことから、「トークン・セール」とも呼ばれます。最近はブロックチェーン関連企業で資金調達をする際によく使われる手法となっています。

2017年9月現在、ICOでの資金調達額は、2017年だけで21億ドルにものぼり、130以上のプロジェクトが資金調達を成功させています。

今回は、そのICOでどんなコイン(仮想通貨)が資金調達に成功しているのかおよびその資金調達額のランキング、また、その仮想通貨が今後どんなことに使われる予定なのか、についてまとめてみました。

なお、より詳しいICOの解説はこちらを御覧ください。

仮想通貨での資金調達方法「ICO(Initial Coin Offering)」を解説

1位 Filecoin 2億5,700万ドル


資金調達額ランキング1位はFilecoin。
Filecoin

なんと堂々の2億5,700万ドルを調達したこのプロジェクトは、2017年8月11日に開始され、最初の1時間で1.86億ドルを調達しています。
Filecoinは今後ローンチされるストレージ系のサービスに使われるようです。ストレージといえばDropboxなどが思い浮かびますが、このストレージ系のサービスは、使われていないストレージを有効活用し、P2Pでストレージを使うことで、より効率的に、サービスを提供できるようになるとのこと。さらに、分散化されたネットワークであることで、よりファイルの通信が高速化するというストレージサービスのようです。これを、ブロックチェーンを介して行います。
また、Filecoinは最近話題になっている規制にも対応しています。SECは7月25日に、ICOが場合によっては証券に該当することがあり、監督下におかれると発表していますが、今回のFilecoinのICOは、資金調達プラットフォーム「CoinList」を使用して実施されています。CoinListは「SECの規制に準拠したICOを行うためのプラットフォーム」で、ここでICOをすることで、よりクリーンな形でのICOを目指しているということのようです。

2位 Tezos 約2億3,000万ドル


2位のTezosも2億ドル超え。Filecoinが登場するまでは1位をキープしていたコインです。ちなみに、FilecoinもTezosもすでにICOでの資金調達は終了しています。
Tezos

Tezosは「自己修正型のブロックチェーン」と呼ばれています。
従来のブロックチェーンにはなかった仕組みを導入することで、ビットコインなどで起きていた問題が起こらないようにしている、というのがTezosの特徴です。
また、ビットコインなどの従来型のブロックチェーンではPoW(Proof-Of-Work)という合意形成の仕組みが取られていますが、このブロックチェーンではPoS(Proof-Of-Stake)という仕組みが取られています。
詳しくは以下の記事を参照してください。
次世代ブロックチェーン「Tezos」ビットコインの弱点を克服?

3位 EOS Stage1 約1億8,500万ドル


Facebook(5万2000)や、Google(4万)のトランザクションを超える数百万のトランザクションを処理するための、大企業向けのブロックチェーンプラットフォームを運用するとしています。
2017年6月から7月にかけて1億8,500万ドルを集めましたが、公式にブロックチェーン内の利用用途は一切ない、ということをホワイトペーパーで名言しています。
EOS

4位 Bancor 1億5,300万ドル


ブロックチェーン・プロジェクト「Bancor Protocol」は、イスラエルのプロジェクトが運営しています。
6月12日から開始され、3時間で1億5,300万ドルを調達しました。
こちらのプロジェクトは、スマートコントラクトで有名なイーサリアムをベースに作られているトークンです。使用用途は、そのスマートコントラクトの仕組みを利用し、他の仮想通貨同士を、人間の手を介することなく交換できるということです。
通常、FXでも株でもそうですが、売り手と買い手が売買したい値段は異なっています。これを、プログラムが自動的に数学的プログラムを使って解決することで、より円滑に取引を回すことができる、というアプローチの仮想通貨になります。要するに、Bancorは仮想通貨同士の取引所を作ろうとしており、このやり取りにBancorが使われる、ということになります。

5位 Status 9,000万ドル


こちらもイーサリアム系のプラットフォームで、調達の際にイーサリアムのネットワークが混雑してしまったほどの人気具合をみせました。
LINEやWechatなどのメッセージアプリのプラットフォームを目指しており、それ以外にも、P2Pネットワークを利用して様々なプラットフォームとして機能するとのことです。

ここまで様々な仮想通貨プラットフォームを見てきましたが、共通して言えるのは、ブロックチェーンのプラットフォームを目指すと言っても様々で、結構難しい事を言っている場合が多く、技術的な優位性まで含めて真偽の程がよくわからない場合も多いということです。
大型調達になっているからと言って油断せず、是非ご自分の目で色々確かめて自己責任でICOに参加するようにしてください。

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